真・まうんてんの宿屋

アイリッシュフィドルを演奏しています。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

ギリシャへの旅立ち

この旅もいよいよ終盤戦。イギリスに1日滞在した後はギリシャに向かう。
今回の旅の計画を立てるにあたって、最も悩まされた国だ。

ブログ主は子供のころ、宇宙が好きだった。
それで学研まんがひみつシリーズを穴が空くほど読んでいたのだが、星座の話になると星座神話は欠かせない。そして、それはすなわちギリシャ神話なのだ。
天空を統べる大神ゼウス、海を統べるポセイドン。ゼウスに嫉妬する女神ヘラ。ペルセウスのメデューサ討伐を助けるヘルメスとアテナ。
神、と呼ぶにはいささか人間臭すぎるきらいはある。それ故なのかは分からないが、ブログ主は子供のころからギリシャ神話に親しんできた。惑星の名にギリシャ神話の神々の名が使われていたことも、ギリシャ神話への関心を高める一因だった。

大学になればヨーロッパ思想を専攻?し、ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」をレポートの題材に使った。いや、めんどくさそうだからイヤだったんだけどね、教授に無理やりやれって言われてね。いや、大変だったのよ。
卒論にもギリシャ神話からはちょこちょこと引用した。オデュッセイアはもちろん、自らの子供を飲みこんだかつての天空神、時の神クロノス。
おかげさまでギリシャっぽい単語を聞くだけでテンションが上がる程度にはギリシャ神話好きである。
今回、ヨーロッパに行くならばぜひ訪れたい国だ。

だがしかし。

しかしですよ。近年の経済危機の為、ギリシャの治安が劇的に悪化してるのは皆さんご存じの通りである。
反政府デモやら反EUデモの嵐が吹き荒れているのもご存じの通りである。
おかげさまで元々頻発していたストライキが更にシャレにならんことになっているのもご存じの通りである。

けどまぁ、何だかんだ行ってる人も多いっぽいし何とかなるだろう、と航空券購入。
ホテルも予約したが、後々調べてみたらホテル周辺が割とガチでデンジャラス臭かったのでホテル変更。キャンセル代は痛かったがしゃーない。
そんなこんなで、今回の旅で最も気が抜けないポイントになること間違いなし。
ここさえ無事に切り抜ければ生きて日本に帰れる、ってな具合である。

そこまでビビってんなら行くなよ、と思われるだろうが、ビビり始めたのは旅立つ直前くらいからである。
もはや航空券も取ってるし後には退けんのである。

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と、いうわけで朝6時前のヒースロー空港・第5ターミナル。ぶっちゃけ眠い。例によってホテルから歩いてきたのだが、さすがに人気が少ないので怖かった。大人しくバス乗ればよかったわw

これまた例によってオンラインチェックイン済み。荷物を預けりゃ済むだけの話…のハズだったのだが。
ブリティッシュ・エアウェイズのカウンターにてパスポートとiPhoneのボーディングパス画面を提示。
すると、「荷物あるの?登録されてないわよ?」と言われる。

(゚Д゚)ハァ?

何言ってんだお前?
予約の時点で預け荷物ちゃんと登録してんだろ。
こっちは何回も確認してんだぞ。
オンラインチェックインの時にも確認したぞ。

んなわけない、チェックド・バゲッジ一つで予約してあるハズだと何回も伝える。
朝5時起きでこんなことが起こって段々機嫌が悪くなるブログ主。
「もっかい確認しろよ(このタコ助が)」英語が分からないなりにブチ切れアピール。まぁ、イギリスという国に対して割と印象悪くなってたこともあってボキャブラリーないなりに口は悪くなっていた。
押し問答した結果、預かってくれることになった。そもそもブリティッシュ・エアウェイズの国際便は預け荷物無料だ。文句もないだろう。しかし不安なのでちゃんとアテネまで荷物が行くのかしつこく確認する。

不機嫌になりながらも保安検査場に向かう。
ポッケの中身全部出して、リュックも預けて、ベルトも外して、さーさっくり行きましょう。

と思ってたらピー、と音がなってブログ主のリュックが別ラインのベルトコンベアに移動する。


(゚Д゚)うぜぇ…


「中身全部確認するけど、いいわね?」と言われ、「どうぞ」と投げやりなブログ主。
リュックの中身が次々に外に出されていく。どうでもいいが手際はかなり悪い。チンタラやっている。
別に時間に余裕持たせてるのでいいんだが、速よせーやボケがと内心思ってしまう。

ぶっちゃけた話、当然危険物何ぞ入れてないのでリュックの中身をブチまけられただけであった。
使いやすいように注意して中身を入れていたのにまた詰め直し。
帰国してから聞いたのだが、アイリッシュ仲間Tは以前アイルランドに行く時にヒースロー空港を経由したらしいのだが、入国審査が長引き過ぎてアイルランドへの便を逃したらしい。しかも保障無しだったらしいのだが、紳士の国()としてどうなんでしょうかね。
悪いけど、これからはなるべく使いたくないね、ヒースロー空港。

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朝焼けのヒースロー空港。ターミナル5は綺麗なんだけど、ね…w

とりあえず日本の兄に念の為スカイプにログインしてもらうようにメール。この分だとアテネに荷物がちゃんと届けられるかも怪しい。「ブリティッシュ・エアウェイズは大丈夫っぽいけどな…」という返事は返ってきたが、ブログ主が日本にいるときに調べた限り、割とそうでもない。荷物が届かなかったら、即連絡してもらうように頼んでおいた。兄弟使いが荒いブログ主である。

搭乗ゲートは遠い、というか遠過ぎるので空港内に電車が走っている。
何じゃこりゃ!さすがに名の知れた国際空港ともなるとスケールがデカいなぁ。
搭乗ゲートでしばらく休んで、ゲートが開いたら入場。
ゲートの係員にiPhoneを見せたら、「これじゃダメ」と言われる。

もういや…。

もっとも、その場で紙のチケットを発行してもらえたので事無きを得たのだが。
KLMやエアリンガスは荷物を預ける際にボーディングパスを発行してもらえたし、エーゲ航空はiPhoneのパスのみでオッケーだった。ブリティッシュ・エアウェイズのシステムはちょっとよく分からない。思うに荷物預けカウンターのオバハンがミスったんだろうな。

8時15分発のアテネ行きの便が飛び立つ。ヒースロー空港での2時間は散々だった。致命的なトラブルに巻き込まれなかったのは幸いという他はない。
4時間のフライトなので久々に機内食が出た。イギリスの航空会社ということで覚悟していたが、割と普通のブレックファストだった。紅茶をよく勧められるあたり、やっぱイギリスだなぁと思った。

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かーなりアレな時間を過ごしたが、何はともあれギリシャへ向かうw
5時起きで眠かったし、空港でいろいろあって疲れたのか、乗りものではあまり寝れないブログ主なのにさっくり寝る。




機内アナウンスで目が覚めると、既に飛行機はアテネ空港へと着陸の態勢に入っていた。
窓から見える空はアイルランドやイギリスの空とは明らかに違う、南国の匂いを感じさせる青さだった。
遂に来たんだ、ギリシャに。

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降り立ったアテネ空港は今まで使った空港から考えると結構小規模なものだった。
アテネ・オリンピックの際に作られたものらしいのだが、この規模だとかなり大変だったのではないかと余計な心配をしてしまうw

入国審査はEU圏内の人とそれ以外の人に分けられる。EUの国は多分どこもこんなかんじなんだろう。
今まではあまり感じたことがなかったのだが、周りに中国人がエラくたくさんいる。同じ東洋系でもブログ主のような日本人はかなり珍しい部類のようだ。
入国審査は多分例によって滞在日数とか目的とか聞かれて終わりだろう…そう思ってパスポートを提示する。
入国管理官は睨みつけるようにパスポートを見る。何聞かれるんだろうな。そんなにめんどくさいことは聞かれないと思うけど…。
と、スタンプをポン、と押して「行っていい」のジェスチャー。

はい?

いや、それでええんか?

いや、楽に済んでいいんだけど、ええんかそれ?
ワシがもし危険人物やったらどないするんや?(なぜか関西弁)

あっけに取られながら荷物を回収しにいく。誰かふさがらない開いた口を閉じてください。
荷物は無事届いていた。兄に荷物回収のメールを送る。

さて。
これからメトロ(地下鉄)を使ってホテルに向かう。
こっからは油断できないぜ。
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