真・まうんてんの宿屋

アイリッシュフィドルを演奏しています。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

ギリシャ1日目 到着

アテネ空港から直接メトロという地下鉄に乗ってホテルまで向かうわけですが…。
メトロのホームの場所が分からない(´・ω・`)
ウロチョロする人たち数人。やっぱ分かりにくいよなぁ。
地下鉄とか言っときながら地上にホームがあるのが悪いんや!

空港にしろ、空港と直結するメトロのホームにしろ綺麗にしてある。ここだけ見ると近年の経済不安のことなんて思い浮かばないほどだ。とりあえずメトロに乗る。
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車窓から見える光景はもう完璧に真夏。20℃廻れば暑い!とうだっていた国とは歴然の差を感じさせる。
福岡と変わらんだろというツッコミは無しの方向で。
メトロの車内は浮かれた観光客だらけ。まさに気分はリゾートである。そんな浮かれたオッサンに話しかけられる。
「やぁ、どこから来たんだい?(もはやお約束) 中国かい?」
「ノー、日本だよ。あなたは」
「カナダだよ。トロントからさ。」
「おお、ブルージェイズがあるとこじゃん!」

こっからブルージェイズ→ホモ川崎ネタに繋げようとしたのだが、「野球見てない(´・ω・`)」というお返事。一瞬でブログ主の目論見は潰えたのであった。
それはともかく穏やかに談笑していたのだが、車内に物乞いの婆さんが乗り込んできた瞬間空気は一変。
緊張感漲る車内。ギリシャの現実をいきなり見せつけられたのであった。

車窓から見える建物はいずれもスプレーで酷く落書きされている。さながらスラム街の如き様相を見せている。これはやはり油断できないな…。チェーンに繋いだiPhoneと財布を手で確認する。
ホテルはアテネのプラカ地区、モナスティラキというところに取ってある。比較的安いホテルがあって、なおかつ比較的安全なところというところでここのホテルを取ったのだ。
モナスティラキにメトロは到着した。背後に気を使いながら、なるべく人と距離を取ることを心掛けながら地上に出る。

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そしていきなり出迎えてくれたのがこんな光景であった。
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いきなりだが警戒度MAX。今回の旅でもっとも警戒した瞬間だった。モナスティラキは比較的安全という情報だったが。とはいえメトロから見渡す限り建造物という建造物に落書きがしてあったのでもはや落書きなどで治安は図れない状態なのかもしれない。

ホテルまでは2~3分ほど。この立地もホテルを選んだ条件の一つだったのだが、向かう途中の建物は明らかに焼き打ちにあった跡があった。心の中でギリシャでの最終目標を「持ちモノをスられない」から「生きて帰る」に格下げ。サヴァイヴァルが始まるぜ。

ホテルの部屋はエレベーター無しの5F…。へろへろになって荷物を運びこむ。時間は4時くらい。明日はこれまた早いのであまり遅くまでウロウロできないが、散策と明日のメトロのスケジュール確認を兼ねて外に出る。
ホテルのスタッフは初老の男性と若者でどうやら家族経営らしいが、アットホームでよい雰囲気だ。

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ホテル前には小さな広場があり、その横には教会がある。日本人としては教会と言えばカトリックかプロテスタントが一般的なのだが、ここはギリシャ。だいたいの教会はギリシャ正教会だ。確かメシアの呼び方もキリストではなく「ハリストス」と呼んでいたはず。

まずはモナスティラキ駅に戻り、翌朝の運航スケジュールを確認する。何せ明日は朝6時くらいにはピレウス港に到着してなければならない。朝5時からメトロは運航しているとはいっても、確認しておくことにこしたことはない。
その後はホテル近くまで戻ってブラブラしてみる。

と、目の前にどっかで見たことあるような光景がいきなり姿を現す。
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アクロポリスじゃねーか!!!!!

アクロポリスと、それに付随する遺跡群である。ホテルからは5分も歩いてない、念の為。古代遺跡だらけの国の恐ろしさをいきなり見せつけられることになった。「日常」から突然「非日常」に姿を変える光景。ストーンヘンジの時に味わったあの現実感のなさを再び感じることになった。
だってあなた、アクロポリスですよあなた。
ちんたら歩いてたらいきなりアクロポリスが見えるんですよあなたそりゃビックリですがな。

一応滞在最終日にアクロポリスは廻ることにしてるが、前哨戦とばかりにちょっくらそこらへんを歩いてみることにする。
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これはローマン・アゴラ。アゴラというのは集会場だったり、市場だったりと、古代の文化の中心地だったようだ。これは東側からの撮影だが、実際にアゴラに入る為には西側に出入り口があるようだ。今日は下見で。

ふと、擦弦楽器の音色が聴こえる。更に少し道を登るとブズーキを演奏するバスカーがいた。
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バスカーに出会えたことが嬉しく、話しかけてみる。彼は東洋人がブズーキを知っていることがとても嬉しかったようだ。ブログ主がアイリッシュ音楽をやってることを話し、日本にもアイリッシュブズーキのプレーヤーがいることを伝える。すると、彼はアイリッシュ風の曲をプレイしてくれた。
「楽器は持ってきてないのかい?」と話しかけられたが、あいにくフィドルはアイルランドに置いてきていた。こういう展開なら持ってきてもよかったかもしれないw
本来のギリシャのブズーキは胴体裏側が丸いのだが、アイルランドで使用されるブズーキはフラットになっていることも教えてくれた。それからブズーキの歴史に付いても。元となる楽器はメソポタミア地方から伝えられたそうだ。リュートと近い楽器であることも。…が、ブログ主の英語力ではなかなかついていくのが大変でしたw

音楽としてはどことなく中近東の匂いがするもの…。音階は明らかにあちらの影響を受けていることを感じさせるものだった。彼の演奏に限らずギリシャの音楽は多少なりとも中近東の影響を受けているようだ。
「どことなくヤニーを連想させるものがあるね」
「ヤニーか。でも彼はポップだからなぁ」
「うん、でもなんとなくそんな感じがした」そう言うと彼は少し不思議そうな表情を浮かべた。

Keys to Imagination - Yanni

冒頭のキーボードのアルペジオなんかは今考えてみると、どことなくブズーキを連想させるものがある。

彼はチューニングを下からD - A - D - Aにしているらしい。指板を見てみると共鳴弦は上の2本にのみ貼られていた。これもまた彼流のセッティングだそうだ。そこから紡ぎだされるメロディはどこか物悲しく、そして優雅だった。
ひとしきり彼の演奏を聴いてから、謝意を伝えて彼と別れた。今日もまた、彼はアテネのどこかでバスキングしているかもしれない。いつか彼とセッションしてみたいな。中近東の音階を練習してからになるだろうがw

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経済危機の傷痕は至る所に見られるが、それでもモナスティラキ周辺は活気にあふれている。女性もビックリするほど美人揃い。眼福、なんて言葉はアホらしくて使いたくないのだが、正直眼福としか言いようがないwアイルランドもきれいな人が多かったけど、この国は開放的なファッションがコケティッシュな魅力を生んでるって感じ。

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最後はホテルのすぐ近くのタベルナ(大衆食堂)で早めのディナー。お味は…微妙でしたw
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