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真・まうんてんの宿屋

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Riverdance perform for Queen Elizabeth II



アイリッシュの動画を漁っていたら印象的な動画を見つけた。
イングランドの女王エリザベス二世がアイルランドを訪問した際のリバーダンスのパフォーマンス映像。
ブログ主も今年(2013年)の8月にリバーダンスを観たが、映像を確認したところ男女プリンシパル・ダンサーとフィドラーはその時の人たちと同一人物のようだ。
現地で観た凄まじいまでのパフォーマンスを思い出し、感慨深くなってしまう。

それ以上にこのパフォーマンスはエリザベス二世の為のもの、という面が非常に大きい。
このような国家的な行事に使われるような「アイルランドの象徴」とすら言えるのがリバーダンスなのだろう。
エリザベス二世は即位して既に60年以上経っているが、アイルランドを訪問したのはこの2011年が初めてのことだ。

実際に行ってみたアイルランドは平和そのもので、牧歌的としか言いようのない国だった。
だが、ほんの少し前まで北アイルランドを巡って血みどろの争いを続けていた国でもある。

ブログ主は以外?にもアイルランドという国には高校時代からずっと興味を抱き続けていた。
それは、ロックの大きなルーツのひとつはアイルランドへと収束していくからだ。
白人音楽と黒人音楽の融合がロックンロールを産み出す、というのは最早ここで語るまでもない。
混血前の「白人音楽」はカントリー・ブルーグラスといったもので、それはアメリカに渡ったアイルランド人が持ち込んだものだ。
もっと端的にロックとアイルランドの関係を語るとするならば、「Lennon」「McCartney」という姓はアイルランドに由来を持つものだということを述べれば事足りると思う。
なぜ、世界最強のロックバンドのメンバーはアイルランドの血を引いていたのか。
なぜ、U2は自らのイメージをかなぐり捨ててPOPMART TOURを敢行したのか。
そしてなぜ、彼らはサラエヴォ・ライヴを実行したのか。
エッジはそのステージで"Sunday Bloody Sunday"を歌う前にこう語った。
「僕らの国は、ちょっとだけ君たちの国と似ている」

そのころ、一時期に比べればIRAのテロは沈静化してはいた。だが、IRAの中でも過激なメンバーが爆弾テロを行うなど、決して平和とは言えない、血みどろの状況が続いていたのである。

正直言って2011年、エリザベス女王がアイルランドを訪問するというニュースを聞いた時、このニュースを追いかけたいという気持ちと触れないでおきたいという気持ちがないまぜになっていた。何か事件が起こったら今の平和が崩れ去るんじゃないか、という恐怖も正直あった。

決して何もかもが終わったわけではなく、和平プロセスに於いてアイルランド人の「トラウマ」を癒すワークショップも開催されているのが今のアイルランドの現状なのだ。
そのプロセスに於いて、そして翌年に開催される予定だったオリンピックの為にもそれは避けて通れない道だったのだろう。

映像の最後には男性プリンシパルダンサーのPadraic Moylesと握手をする女王、そして女王に歓声を送る人たちの姿が収められている。アイルランドの人たちを思い出すたびに、どうかこの平和がいつまでも続いてくれますようにとの願いを新たにする。どうかあのよき人たちに安らぎと笑顔があらんことを―
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