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真・まうんてんの宿屋

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母校の講座を受けてきました!

  • CATEGORY日記
  • PUBLISHED ON2015/ 05/ 13/ 00:47
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ブログ主の母校の大学で「アイルランドへの招待」という公開講座をやる、ということで第一回を受講してきました。
本日のテーマはオリエンテーションと「アイルランドにおける宗教とナショナリズム」というしょっぱなからど真ん中ストレートなテーマでございました。

アイルランドの宗教というとカトリックとプロテスタントが挙げられますが、プロテスタント内でも長老派だ何だといろいろあって、日本人からするとかなり掴みにくい情勢が続いています。
北アイルランドに於いてもカトリックは虐げられる多数派、というイメージがありますが、実際は北ではカトリックとプロテスタントの人口比は拮抗しています。
U2の映画「Rattle and Ham」に収録された"Sunday Bloody Sunday"での有名な"Fuck the Revolution"演説はIRAが起こしたエニスキレン爆弾事件を悲痛なまでに非難しています。SASによるカトリック系住民の虐殺を告発した"Sunday Bloody Sunday"は、IRAによるプロテスタント系住民の虐殺をも、告発することとなりました…。

翻って、現在。ブログ主は北アイルランドは訪問していませんが、南アイルランド(アイルランド共和国)は、一言で言って平和そのものです。治安もいいし、今日の講座によると経済発展が人心にある程度の余裕を促しているという発言がありました。GDPは世界第11位。経済危機と言われていた時期もあったし、その影響から完全に抜け出しているとは言えませんが、ブログ主の目からすると現地はある程度経済的にも余裕があるように感じられました(その後に訪れたのがギリシャだった、というのもあるかもしれませんがw)。

しかし、北アイルランドでは現在でもカトリック住民居住区とプロテスタント住民の居住区が壁で分断されている現実があるそうです。これは私にとって、非常にショッキングなことでした。「壁」と言えば最初に思い浮かべるのはベルリンの壁ですが、イデオロギーの壁は壊れても宗派対立の壁は未だ崩れない、という講師の言葉は非常に重いものがありました。

ツイッターで現地の情報をたまに追いかけているのですが、北アイルランド紛争によって起こった心の傷を癒すワークショップも定期的に開講されているようで、私たちに見えない心の傷が、きっとまだ彼らにはあるのではないかと思います。
ブログ主と同世代の人たちが青春を過ごした時期は、未だ紛争の絶えない時期だったのですから。
「MASTERキートン RE:master」で不要に取材して現地の人たちの傷を抉ってしまった日本のマスコミをキートンが非難する場面が出てきますが、現地では決して終わった問題ではない、ということは部外者たるブログ主も肝に銘じておかねばならないと改めて強く思います。

やはり、アイルランドを語る時には宗派対立というのは外すことはできないファクターのようです。
しかし、今のアイルランドは平和であるということにももちろん目を向けるべきです。そして、アイルランドを語る時に宗派よりも何よりも、音楽やお酒、文学が語られるようになる日が来ることを心より願います。

色々書きましたが、今回の講座、ブログ主にとってとても実になるものとなりそうで非常に楽しみにしています。音楽を取り扱う会もあるとのことで、会社をサボってでも出席したいところです





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