真・まうんてんの宿屋

アイリッシュフィドルを演奏しています。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

Soul Catcher(s) 完結

昨年のジャンプ+移籍ちょい前くらいから実は再び読み始めていたSoul Catcher(s)、ここに完結してしまいました。
これで日曜の朝に早起きすることもなくなるね!(白目)

思えば、無料公開されていた第一話。
「なんか吹奏楽のマンガがジャンプで始まるらしいwww」的なノリで紹介されていて、「フン、どうせしょっぱいコンクールがどうとかのマンガなんだろ?」と思って覗きにいった第一話から、いきなりこれ↓であった。
IMG_2614_20131109115212c28.jpg
度肝を抜かれた結果、単行本を買い、挙句の果てには30代も半ばになって週刊少年ジャンプを買うようになり、ジャンプNEXT移籍であばばばば、と。


ちょうど、ジャンプNEXT移籍で連載されていた時期が通称「桜の音編」。
この話の前までは、やや深刻なきらいもあったもののよくある高校生の悩みに向き合うことがダブル主人公である神峰と刻坂のミッションでありました。
先代のパートリーダーのようになろうとして空廻ってしまっている
上手すぎて、周りから遠慮されて孤独になった
同級生が上手くて尻込みしてぎくしゃくしている
コンクールで先に進めなくて上手くなることをあきらめたけど、音楽を捨てられない
競争するのを恐れた結果、楽しむということが分からなくなってしまった
etc...
という風に、団体で音楽をやっていると誰もがぶつかる悩みだと思います(弦野は別)

しかし、「桜の音編」。これは非常に過酷な物語でした。金管四人組がなぜ頑なに心を閉ざすのか。
そこには、閉ざすだけの重いものが。高校生が抱えるにはあまりにも重い過去がありました。


某巨大掲示板での書き込みで、ものすごくブログ主の目を引いたものがありました。
「このマンガって子供よりも大人がよく読んでる気がする」
「一度挫折を経験した人がこのマンガを好きになっているような」

はっとした後、ものすごく納得しました。
ブログ主も一度、音楽では大きな挫折をしているからです。
だからこそ新たな挑戦をしよう!と強く決意して、それが今に繋がっているのですが。


このマンガの登場人物は何かしら挫折した経験があって、それを乗り越えて強さを手にします。
単純な「敵と戦う」話ではなくて、「己の内にある敵をどう乗り越えるか」というのがSoul Catcher(s)のテーマの一つであったと思います。



「挫折」の話ばかりでもアレなので他の話も。
「桜の音」、辿り着いた答えは真摯に音楽をやっていた経験のある人ならば誰しも経験のある「あの瞬間」のことなのだろうな、と思います。「虹の音」まで行くといろいろ反則すぎる感じもありますがw、それでもあのような瞬間というのは確かに存在するのです。
その瞬間を「桜の音」というテーマに託したのは非常に見事だったと思います。
そういう意味で、「楽しければいーや」的な考えのみで楽器をやってる人には、申し訳ないけれどもこのマンガの魅力は伝わらないだろうな、と思います。音楽に限らず、何かに真剣に打ち込んだ経験のある人ならば、何かを感じるのではないかと思います。



小説も買ってしまおうかと悩む30代後半の夜更けであった。



スポンサーサイト

 マンガ

0 Comments

Leave a comment