真・まうんてんの宿屋

アイリッシュフィドルを演奏しています。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

閉館する少年科学文化会館へと行ってきました その1

先月くらいのこと。何気なーくiPhoneいじってて、ふと少年科学文化会館の記事を見てみると
「2016年3月末で閉館」との一言














何…だと…。




ということで閉館前に突撃することを決定。しかしいい年こいたオッサンが一人で行くのはちょっとアレなのでアイリッシュ仲間兼星好きを誘い、いざ突撃。



少年科学文化会館は福岡市の赤坂あたりにある施設で、プラネタリウムなどの施設がある。
ブログ主が初めて足を運んだのは1987年だから、およそ30年近くも前のことになる。
両親に連れて行ってもらって、行く前に当時近くにあったピエトロでパスタを食べて、初めてのプラネタリウムでドキドキして、暗闇恐怖症の母親が逃げて、あの日のことは今でもよく覚えている。よく晴れた日のことだった。


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1Fは宇宙に関する展示で、とはいえ盛期に比べると展示はだいぶ減っていた。とはいえこのミニプラネタリウムは割と古くからある展示で、素直に懐かしい。とはいえ、通い始めた当初はなかったんだけど。
簡単な設備ではあるのだが、子供の頃は確かにこの展示の先に宇宙を見ていた。


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地球からみえる星の並びも、違う視点から見ると全然異なるわけで、下の覗き穴から見ると地球からの見え方になりますよ、という展示。
余談だが、もちろんのこと近い星は明るく見えるわけでおおいぬ座のシリウスやケンタウルス座のリギル・ケンタウルス(ケンタウルス座α星)などは地球から見ると明るいが、宇宙全体でみるとそこまで明るかったり、大きかったりするわけでもない。
極端な例は太陽だが、あれほど大きく見える星でも宇宙ではちっぽけに過ぎないわけで。


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閉館前ということで、プラネタリウムは無料上映。チケットをもらった後はこのゲートからプラネタリウムへと移動する。
子供の頃はここが、宇宙へと通じるゲートだったんだなぁ。


プラネタリウムの番組は…。うん、やっぱ子供向けだったかな…。
投影機自体が昔のものとは変わっているし、椅子の並びも変わっていて、知ってはいるのだけれど違和感が結構ある。
というか、昔の投影機の方が流星や彗星の表現が優れていた気がする。
そういえば、太陽系の惑星が好転する様子なども今の投影機になってからは見てないような気がする。
こういったところも内容の変化に影響しているのだろうか。

昔の少年科学文化会館のプラネタリウム番組は、何というかNATIONAL GEOGRAPHIC的な作りで非常に硬派だった記憶がある。
以前も書いたような気がするが、ブログ主が始めてみた1987年春の番組内容は飛行機のパイロットが未確認飛行物体に遭遇する話から始まり、どういう繋がりかは忘れたがストーンヘンジの話になり、おとめ座の神話の紹介も行うという、何というか非常にガチな構成だった。デメテル教団の秘儀にもそれとなく触れていたあたり、今考えると震撼させられるものがある。

音楽もニューエイジ系中心の選曲で宇宙を感じさせるものだったし、ある番組に至ってはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を全編流しながら(番組タイトルもそのまま「新世界より」だった)という破天荒っぷり。
始まった瞬間ドームに能面が映し出されて能の掛け声が響き渡ったり、山笠の映像と掛け声が流れたりと、全力で初っ端の掴みを取りに行く熱い姿勢が多かった。
エンディングではダイアナ・ロスの「If We Hold on Together」が流れたりと、ある意味では「いい音楽が聴けるからプラネタリウムに行く」という意識もあり、その体験は今のブログ主の音楽生活にすら影響を残していると思う。

ナレーションはKBCのアナウンサーが担当しており、これがまた渋くてよかった。神話の紹介に用いられる挿絵も木版画調のシックなイラストで、どういうスタッフが携わっていたのか今でも気になるくらいだ。科学考証の面では修正する必要があるとは思うが、今そのまま流しても十分受け入れられるクオリティの高さだったと思う。
高校時代まではプラネタリウムに定期的に通っていたので、これは単なる少年時代の記憶の美化などでは、決してないと思う。


とはいえ、最後に「44年間ありがとう」のメッセージとともに色んな過去の映像が流れた時はグッと来たw
六本松にできるという新たな施設では、また骨太な番組作りをして、子供たちの心に残るコンテンツ作りをしてほしいと心から願う。
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