真・まうんてんの宿屋

アイリッシュフィドルを演奏しています。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

楽器紹介:Fiddle

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フィドル、というとアイリッシュやブルーグラスなどでの呼び方であって、世間一般ではヴァイオリンと呼ばれる楽器です。
セッションやライヴに欠かせない楽器であり、ダンスチューンからエアーまで幅広い表現力で対応できます。

・ヴァイオリンとの違い
一番大きな違いは弓の使い方だろうと思います。クラシックでは豊かな響きが求められますが、アイリッシュではシャープかつシンプルな響きが求められます。したがってボウイングなどもアイリッシュ独自のスタイルがあります。
ヴィブラートは基本的には使用しません(Kevin Burkeなどは比較的使っていますが)。
ポジションシフトの頻度は非常に低いです。代わりに移弦が多い。

楽器も基本的にはクラシックなどで使用されるものと同じではありますが、クラシックの世界でハイグレードな楽器が必ずしもアイリッシュでも価値の高い楽器ではありません。フィドルらしい音色が出る楽器(fiddlyと表現される)が好まれます。
日本で購入する際はウン百万の楽器を使う必要はあまりないと思われます。5万円のヴァイオリンなどでも作りがしっかりしていれば実用に足ると思います。


・役割
メロディを担当します。メロディ、と言ってもアイリッシュのチューンはメロディにリズムが内包されており、弓の使い方でリズムを表現していきます。ダブルストップ(重音)もよく使います。
よく聞かれることですが、基本的には開放弦を多用します。


ヴァイオリンは現在に於いてはクラシック音楽で使われるイメージが強く、高級な楽器と思われがちですが、登場したころはヨーロッパ各地でダンスの伴奏に使われていました。宮廷などで使用されるには音が甲高くて向いていないとされていたのです。
アイリッシュのフィドルというのはそう考えるとむしろヴァイオリンという楽器の正当進化だというようにも思います。
なお、「フィドル」という言葉は擦弦楽器全般を指すことがあります。



音を左手で区切るカット・ロールや素早く鋭い連続音を入れるトリプレットなど、これぞフィドル!という演奏。
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