真・まうんてんの宿屋

アイリッシュフィドルを演奏しています。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

楽器紹介:Tin Whistle

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シンプルな構造のたて笛です。非常に安価に手に入れることができますが、その表現力は非常に奥深いものがあります。

・楽器について
「Tin Whistle」を直訳すると「ブリキの笛」という意味になる通り、昔はブリキ製のものが多かったようです。
今は金属製から樹脂製まで、さまざまな種類のものがあります。
吹き口をずらすことでチューニングが可能なタイプのものもあります。調整できない楽器でも吹き口をいったん取り外して、セロテープなどで厚さを調整してチューニングできるよう改造することもあるようです(分解して壊れても責任は負えませんが…w)。

写真の通り非常にシンプルな楽器の為、転調にはあまり対応できません。最もメジャーなのはD管ですが、C#とC♮の両方を使えるのでこの管でかなりのチューンを演奏することができます。A Majorのチューンの場合はA管を用意する必要があります。
E♭のセッション(普段より半音高くなる場合)だとE♭管が必要になります。
値段はリーズナブルなので本格的にティン・ホイッスルをやる場合は少しずつそろえていくとよいと思います。


・役割
この楽器もメロディ担当です。ブレス・コントロールで音量や音のスピードを調節することによってリズムを出すことができます。
比較的カットなどの装飾を習得しやすいせいか、装飾を多用するプレーヤーもいます。
穴を抑える指をずらしたりすることで音程をずり上げることができるので、そちらを多用するプレーヤーも多いです。
応用でヴィブラートもかけることができます。
基本的にはフィドル・アコーディオンなどのオクターブ上の音になります。また、ブレスをスピードを上げることでさらにオクターブ上の音を出すことができ、演奏のヴァリエーションとしてよく使われます。
注意点としては吹き方によっては甲高い音が出てしまうことと、楽器の先を他の奏者に向けて吹くことはNGということでしょうか。
テーブルを挟んで向かい、などならともかく真横から向けられるとプレーヤーによってはかなりキツい思いをする羽目になります。


アイルランドではこの楽器を最初に始める人が多いそうで、そのせいかサブ楽器として用いるプレーヤーもたくさんいます。
パイパー(イーリアン・パイプス奏者)やフルート奏者が演奏する姿はよく見ます。

上記の楽器とは比較的運指が近い為応用が効きやすいようです。
ルナサのショーン・スミスはセットによってはロウ・ホイッスル(後述)を演奏することがあります。

高音域での演奏となり、独特のスピード感と浮遊感があります。


・ロウ・ホイッスル

ティン・ホイッスルの大きいもの、と言っても倍以上のサイズがあります。
エアーの演奏に使われることが多いですが、チューンの演奏にも用いられます。
楽器のサイズの関係で運指が少々大変になり、小回りも効きづらくなっていますが独特の寂しげな音色は多くの人にとって魅力的なものだと思います。
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