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真・まうんてんの宿屋

フィドル奏者 井上陽介のBlog。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

アーサー王を読んだよ

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超絶今さらな話ではありますが、アーサー王物語を読みました。ローズマリ・サトクリフのバージョンです。
子供の頃ファイナルファンタジーとかにハマってたブログ主的にはいずれ読まなきゃなーと思って3部作を購入して、2年以上放置してました。ハラキリ。

昔スーファミで「伝説のオウガバトル」というゲームがあったのですが、これに大量のアーサー王ネタが出てくるのでずっと気にはなっていたのです。ランスロットっていう騎士が出てくるけどそのまんまですもんねぇ。トリスタンとかガレスとかガウェインとかいろいろと。ちなみに続編の「タクティクス・オウガ」はやってまへん。「伝説の~」の方はかなりやりこんだのですが。

もちろん、所謂「アーサー王からネタを拾った作品」に全て触れているわけではないのですが、グィネヴィアとかモルドレッドとか、なんか聞き覚えがあります。やはり一番有名なのはランスロットなのでしょうが、昼ドラの主人公と化してるのには割と衝撃。


てなことを思いながら読み進めていったのですが、サトクリフがまとめた「アーサー王と円卓の騎士」「アーサー王と聖杯の物語」「アーサー王最後の戦い」にはいずれも気になる共通点があります。それはこの物語群全体の主人公たるアーサーが割と影が薄い、というか運命になすがままにされる人物であるということです。主体性がない、とも言う。
王の証たる剣を岩から抜く時も兄貴分たるケイ卿が剣を用意してなくてその代りに引き抜いたというものです。最初の剣が折れた後に湖の姫から聖剣エクスカリバーを譲られる際も魔術師マーリンの言の通りに行動するのです。彼が最も自分の直感に従って行動したのはグィネヴィアを妃に迎えることでしたが、これはマーリンの予言通りブリテン崩壊のきっかけとなります。

そのグィネヴィアとランスロットとの関係については気付いているにも関わらず二人を失うことを怖れて「見て見ぬふり」を貫くわけですが、その隙を反逆者モードレッドに衝かれたことが破滅への始まりとなってしまいます。マーリンに予言された運命を知りながら「見なかったこと」にして先延ばしにする姿は大いなる英雄というイメージからはだいぶかけ離れています。

一方、そのランスロットを始めとする円卓の騎士たちはいずれも自分の意思を貫く強さを持っています。呪いにかけられた女性を妻に迎え、結果呪いを解くきっかけを与えたガウェイン、聖杯に辿り着いたガラハッド、彼を追い続けたパーシヴァル、そしてランスロット。いずれも意志の強さと騎士としての強健さを兼ね備えています。

なぜ、そのようになったかと言えばアーサー王物語群は民間伝承を円卓に吸収しながら大きくなっていったからで、その点に於いてはアーサーは個別の物語の主人公達の権威を象徴するに過ぎない存在なのです。アーサー王に関する物語が一つ一つエピソードとして独立していることもそれを後押ししています(サトクリフ版は各エピソードがそこまで長くないので読みやすい。忙しい現代人向け)
にも関わらず、物語を吸収してアーサーが背後に引いた結果、運命に翻弄される英雄というギリシャ悲劇から伝わるドラマトゥルギーを獲得したのではないかと思います。運命に晒された結果、不義の子モードレッドが誕生しやがて刺し違えるというのは何かギリシャ的なものを感じずにはおれません。




アーサー王が実在か否か、という点に関しては何とも言えませんがモデルとなったら人物がいたことがおぼろげに記録に残っています。とは言っても例によって脚色されまくりーの美化されまくりーのな展開なのは想像に難くありません。ちなみにネタ元の人は王様じゃなくて将軍だったそうです。ここらへんが明らかになってくれば面白いのですが、文字記録があまり残ってないので難しいかな。。。

あと、気になったのは聖杯関連の話が出てきたら急にキリスト教のニオイプンプンになるところ。最初はぜんぜんそんな感じじゃなかったじゃんよw




というわけで差し当たりアーサー王物語に触れた、という感じです。「アーサー王の死」もそのうち読まなきゃねー。
個人的にはゲームの元ネタが乱発されててそういう意味でも面白かったですw
というわけでブログ主が知ってるそっち系のネタにも触れてみたいと思います。

FFは意外にエクスカリバーくらいしかないような気がします。しかも割と微妙な性能なことも多いのよねー。
ゲームボーイのSaGaでも出てきますが、SaGa1のはしょっぱかった。入手するいきさつが割と重いのが余計涙がちょちょ切れる。2ではマジモンのつえー武器でしたが。
FF7に「ナイツ・オブ・ラウンド」という反則な召喚魔法として出ますね。7は途中でやめたのでブログ主的にはアレなのですが。。。
ちなみにロマンシング・サガではガラハドっていうキャラがいますね。かなりネタ扱いされてますが。
なにゆえあんな扱いになったんや。。。

「伝説のオウガバトル」はアーサーネタてんこもりでした。
強くてしつこい敵に「黒騎士ガレス」というのがいて、暗黒道に走ってうんぬんかんぬんという某宇宙戦争の某シスの暗黒卿みたいのがでてきますが、元ネタの方は影が薄い上に気が付いたら死んでるという別の意味で悲しい存在でした。「オウガ」ではそのうっぷんをはらすかのように暴れております。
他にも聖杯が出てきたりして、かなりアーサー王な感じです。

変わり種ではエースコンバットというフライトシューティングがあるのですが、「ACE COMBAT ZERO」ではめちゃんこアーサー王ネタがでてきます。現代の飛行機でドンパチやるゲームになぜアーサー王なのかよう分かりませんが、メインの主戦場が「Round Table」と呼ばれる地域だったり、主人公のあだ名が「円卓の鬼神」だったり。敵のレーザー兵器が「エクスキャリバー」だったりラスボスの架空戦闘機のコードネームが「Morgan」だったり。ラストステージがアヴァロンダムだったり。ダムて。

ちなみにアーサー王が女の子でした、というゲームは手を付けておりません。グラストンベリーの民もさすがにビックリしておるのではなかろうか。




アーサー王はこの世とあの世の境目「アヴァロン」で傷を癒し、ブリテンが危機に陥った際に再び現れるそうです。
「現世のアヴァロン」はかつて円卓を囲んでいた騎士たちが晩年を修道僧として過ごし、やがて大きな僧院が建立されたそうです。その地は現在、グラストンベリーと呼ばれているとか。





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