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真・まうんてんの宿屋

フィドル奏者 井上陽介のBlog。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

一段落

さて、先日の芸工大の定演も無事に終わり、少しのんびりしています。
いや、私生活的にはのんびりしてる場合でもないんですが。
今年上半期のヤマ場が終わって一息ついてるわけです。だって、ドボ5ムズいんだもの。

なんとなく今年上半期の演奏活動を総括。

2月 西南学院OBオーケストラ:ロザムンデとロデオとショス5
3月 福岡教育大学管弦楽団:死の舞踏にラフマニノフP-Con2にブラ2
5月 オーケストラ・ソニャシュネック:チャイ2とラフ2
6月 九州大学芸術工学部フィルハーモニー管弦楽団:中央アジアと芥川とドボ5

うーむ。出過ぎ。
こら疲れるわ。

しかも揃いも揃ってキツイ曲目ですな。「アマチュアがこなせる演奏会はちゃんとやろうと思ったら年3回ぐらいが限度じゃね?」とか言ってるのにもう4回もでとる。
ほぼ1ヶ月おきに本番。うーむ。ハラキリ。

やはり、アマチュアオーケストラが活動していくに当たって問題になる点は弦楽器奏者の確保になるんでしょうか。特にヴィオラなんてどこいっても人手不足です。おかげさまでどこのオケに行っても同じトラさんに会うなんてザラでした。
そんな状況のおかげで自分なんぞがトラで行けるってのもあるんでしょうけど。

管楽器に関しては中・高の吹奏楽部でコンスタントに奏者が育成され、社会人になっても様々なスタンスの吹奏楽団を結成する余裕があるように思います。ママさんブラスなんてのもあるみたいですね。ビックリ。
一方、弦楽器は子供の頃から習ってました!ていう人もピアノなんかに比べれば少ないし、福岡県下の高校でオーケストラがあるのは2校、弦楽部があるのが1校くらいでしょうか(弦楽部はもう少しあるかもしれません)。
うーむ。裾野がせまい。
アマオケが活発になるためにはこの狭ーい裾野をなんとか広げなきゃならないと思うんですが更にそこに弦楽器特有の問題が追い討ちをかけます。
育成に時間がかかるらしいですよ。一応高校時代吹奏楽部だったのでなんとなく比較できます。つまり、時間がかかるということはトレーナーもちゃんとした経験と知識が必要になるってことですね。

こういった結果、奏者の数は管楽器>弦楽器になるわけですね。もちろんオーケストラ内の人数は管楽器<弦楽器です。んでもってたまにはトラ活動いろいろやろっかなーと思った瞬間上記のようなファンキーなことになるわけですね。
中高の部活に弦楽器を導入しようにも吹奏楽部・コーラス部などのフォーマットが既に形成されている、楽器購入などのコストなどを考えるとなかなか現状は難しいですね。

誤解を恐れずに言いますと、中高の吹奏楽は教育的な要素が強く、いずれ専門的なジャズやクラシックに進む為のものである、ということが本筋であるとは思ってます。コンクール至上主義による弊害など様々な問題点があるとは思いますがここでは触れません。
だからこそ学校現場にて弦楽器に触れる機会がもっとあれば…というのは偽らざる本音でありますし、九響などの音教だけでなく弦楽四重奏のちょっとしたコンサート(ポップスなどを中心に幅広く楽譜があります)などを定期的に行えればという願望はあります。
余談ですが、日本古来の雅楽などに触れる機会があると更に素晴らしい。

そんなことをつらつら書きながら何が言いたいかというと、演奏会の宣伝なんですね。
前フリ長ぇ!とかさっき出過ぎたとか言ったばかりだろ!とか突込みどころは万点だと思いますが、まだ2ヶ月も先なんでね。


からつジュニアオーケストラ 第7回定期演奏会

場所:相知交流文化センター
日時:8月16日(日)
開演:15:00
曲目:軍隊行進曲(シューベルト)
    ノクターン遺作嬰ハ短調(ショパン)
    ピアノ協奏曲第1番(ショパン)
    ロザムンデより【バレエ音楽・間奏曲・序曲】(シューベルト)

指揮は我らが山本和彦先生です。
と、いうことで、裾野が少しは広がるように頑張ってきます。
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