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真・まうんてんの宿屋

フィドル奏者 井上陽介のBlog。福岡近郊のパブに出現。なんか最近やきうネタ増えた。

聴き返してみよう!第9回 ラフマニノフ 交響曲第2番

今回はこちら
ラフマニノフ:交響曲第2番(完全全曲版)ラフマニノフ:交響曲第2番(完全全曲版)
(2002/03/06)
プレヴィン(アンドレ)

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Symphony No.2 E Minor
Dances from "Aleko" Scherzo
Vocalise / Sergei Rachmaninoff
Andre Previn / London Philharmonic

近年人気上昇著しいラフマニノフ。ピアノ協奏曲が「のだめカンタービレ」で使われて更に有名になった感がありますが、こちらの交響曲の第3楽章などもドラマで使われ、市民権を得つつあるようですね。
ラフマニノフ存命時はやれ12音手法だなんだの前衛音楽が幅を効かせていてなかなかラフマニノフの音楽は認められなかったようです。
20世紀に生きた「非前衛の巨人」は21世紀に入ってようやく再評価されつつあります。

Symphony No.2 E Minor
1. I. Largo - Allegro moderato
2. II. Allegro molto
3. III. Adagio
4. IV. Allegro vivace

I. Largo - Allegro moderato
低弦による陰鬱なモチーフで始まる「怒りの日」の断片。これに応える木管とホルン。さらにそこから導き出されるヴァイオリンの旋律。序奏としてはかなり長いです。ヴィオラにハイC(しかも旋律)が出ますね。しかもC3-C4というオクターヴでの動き。びよりすとの背中に嫌な汗が流れる一瞬です。
更に音楽は高揚して頂点を迎え、衰退していきます。コーラングレの陰鬱なソロが主部へと掛け渡しをします。
第1主題は序奏に出てきたモチーフを元にしてます。この演奏は比較的テンポを揺らさず、Poco a poco piu vivoに入ると強い推進力で進んでいきます。
第2主題は牧歌的な木管にヴァイオリンが3連符を伴うレガートで応えます。途中でスタッカートを挟み、広々とした旋律を奏でます。
展開部はいい感じにカオスです。ヴィオラのこの動き
rachmaninoff 1.mov 13
が地味にイヤっすね。目立つし。ボウイングは以前トップをやったときに付けた(付けてもらった)やつで、元から楽譜にあるボウイングではござんせん。
練習番号14からはヴィオラにとっての泣き所。
このあと、音楽は爆発してバカスカやりながら再現部行きです。第1主題はだいぶケンカ腰になってます。
落ち着くと第2主題再現。提示部ではG-Durで提示されるのに対し、再現部ではE-Durで再現されます(の、ハズ)。ソナタ形式のセオリー通りではありますが、だいぶ印象が変わりますね。
音楽が静かになるとPiu mossoになり、↑のヴィオラの動きが再び現れます。その裏ではクラリネットが序奏の低弦の動機を不気味に奏してます。弦がせわしなく3連符で動いた後に序奏のヴァイオリン主題が激しく奏され、激烈に終わります。最後の低弦のE音にバスドラムを重ねた録音もありますが、この演奏ではスコア通りにチェロ、コントラバスだけのようです。

さて、眠くなってきたので続きは明日で…

続き
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 ラフマニノフ交響曲第2番

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