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真・まうんてんの宿屋

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コンテンツ業界の不安な将来

韓流ゴリ押しに対して、案の定ネットでは怒りが大爆発してフジテレビのみならずスポンサーまで突撃してるモヨウ。数年前の毎日新聞のウェブサイトでの捏造事件並に乗るしかないこのビッグウェーブに的な状況になってきました。

んで、件の高岡氏は中国でもヒーロー扱いの模様。ゴリ押しはうちの国だけじゃなかったんだな。
フジテレビはご愁傷様です。でも、電話かけてきた人に対してあんな対応しちゃった日にゃ冷静な人でも頭に血が昇るわいな。コールセンターのセクションは別の部署とか派遣とかなんだろうけど、実にご愁傷様です(イヤな笑いを浮かべながら)。

この件についてですが、テレビというメディアの今後を占う上で非常に重要な、言わばターニング・ポイントになりそうな予感がしてるのです。というか、はっきりとテレビというメディアの限界と衰退を表していると思います。

以前も何回か書きましたが、ブログ主の部屋にはテレビがないです。ハッキリ言って必要性を感じないからです。なので、個人的には好き勝手流したいもん流せばいいんじゃね?というスタンスです。もっとひどいこと書くと昔なら今知らず、今のテレビは見ると本当に頭がバカになると思っています。なので、バカになりたくない自分には関係のないメディアです。

テレビが面白くない、と言われるようになった時期がいつか。それは2000年代に入ってからだと思いますが、確かに自分自身、高校時代まではテレビはよく見てました。HEY!HEY!HEY!とか電波少年とかよく見てましたもん。それが部活に精を出すようになったり、受験勉強などでテレビにあまり触れなくなってからというものの、テレビをあまり見なくなりました。受験勉強が終わり、吹奏楽部の3月の演奏会が終わって、さぁ大学入学までやることないぞー遊ぶぞーという時期になってテレビに戻ったか?

戻りませんでした。

なんで戻らなかったのかは分からない。久しぶりにスーパーもついてないファミコンやったり、弾けもしないギター練習したり、大学でオケ入ったら楽器何やるか妄想したりしてましたが、テレビを見てた記憶があまりありません。
大学入ったら入ったでやれサークルだやれ大学祭の実行委員だで家に帰りつく頃には日付も変わり、所謂ゴールデンタイムの時間に家にいることなんてレアになりました。テレビ見るより友達となんかやってた方がよっぽど楽しかったんだな。

プーやってた時期にテレビ見たか?ぜんぜん見ませんでした。スコア見ながら音楽聴いたり、ゴロゴロしながらケータイいじってたのは間違いないですが。

働いてる時にテレビ見てたか。
家帰ったらめぼしいもんはやってない→寝る。以上。

インターネットが我が家に到来→テレビさようなら。

先輩がテレビくれた→プレステ2専用モニター化。アンテナ線すらつながない。

ケーブルテレビの会社にいたくせにこれだよ!


たまに居間でテレビつけるとおもんない芸人がバカ騒ぎやってる、と。
その結果、部屋を変える際にテレビは居間に移し、テレビのない生活に移行。
もともと全く見てなかったので何の不自由もない、と。

Wiiが繋げれないことくらいか?問題は。

そもそもゴールデンタイムに流れている放送は主にF1と呼ばれる層をターゲットにしています。このF1とは若い世代の女性を指します。何故、この世代にターゲットを設定しているかというとCMを打つ際の費用対効果が優れているからです。スポンサーである企業にとってはF1を狙った方が何かと都合がよいわけです。それにプラスしてその周辺層を取り込む。これがテレビ局の基本戦略であり、スポンサーにアピールするポイントとなります。

ここで出てくるのが地上デジタル放送への移行になるのですが。
このデジタルへの移行、テレビ局にとってはハンパない負担だったようです。その負担がどこに行くかと言えば番組制作費を直撃するわけです。そして、アイディアがあっても制作費削減で実行できない企画会社は安全パイな番組作りを志向するようになります。
本格的に地上デジタル放送がスタートしたのが2004年~2005年だったと記憶していますが、それはテレビがつまらないと言われはじめる時期と一致しています。

テレビ局は戦略の練り直しを迫られます。その時期にヒットしたのが冬のソナタでした。中年女性が中心ではありますが幅広い世代にヒットしたドラマ。しかも番組を買うだけなので自分たちがドラマを制作するよりも安上がりで労力もかからない。同時に中年女性を中心とした層はテレビとともに育った世代で、そこからの支持を受けることができれば視聴率は跳ね上がる。また、その層へのテレビの訴求力は現代の若者とは比較にならないほど大きい。

そして韓国もまた自国のコンテンツを国家政策として打ち出すようになり、ウィンウィンの関係が成立します。


ここまではまぁ、アリな話です。


しかし、コンテンツというものは制作された地域のバックグラウンドを多分に含むものであり、それは文化の輸出と言ってよいレベルになります。かつてその戦略が大成功したのがハリウッドでしょう。日本を中心として世界中に豊かなアメリカへの憧れを植え付けることに成功しました。やりすぎて飽きられ、反感を買われている点は今回の件と共通しますが。それでも全盛期のコンテンツ訴求力(=アメリカへの憧れ)というのは巨大産業だったのです。そしてそれが押しつけがましいわけではなく、需要と供給のバランスが取れていたことが大成功のポイントでした。

今回の韓流はドラマやポップ・グループと韓国の名産、産業をクロスさせて相乗効果を図る戦略だったと思うのですが、はっきり言ってやりすぎた。
ここまで拒否反応が出てる時点で失敗と言っても差し支えないでしょう。ゴリ押しというよりももはや押し付けのレベルに達していたように思う。
ブログ主はテレビ見ないからどれほどのものなのかは実感していないのですが、ほんとに韓国ドラマばっかり流れてるって話を聞きます。それはネットではなく普通の知り合いから聞いた話なのでバイアスのかかってないソースになります。

地デジ化で疲弊したテレビ局にとっては実に大きなスポンサーだったのでしょうが、その代償は大きすぎたと言わざるを得ません。多少言葉が乱暴だったとはいえ、一人の人間を社会的に抹殺しようとした今回の一連の流れは決定的なイメージダウンとなり、既存のメディアに対する不信をより増幅させるでしょう。そして、それを払拭できるだけのコンテンツ制作能力はもはやテレビ局には残っているとは思えない。パチンコのような違法スレスレな娯楽のCMがバンバン流れている様はテレビ局の断末魔のように思えます。

立て直しの際には、ブログ主のような「かつてテレビを見ていた人間」を呼び戻すという作業が不可欠になってくると思いますが、果たしてどのような戦略を立てれば視聴者は戻ってくるのか。目先のモノに目を奪われ続けて戦略を喪ったテレビ局の迷走はこれから本格的に始まるでしょう。過去のコンテンツを縮小再生産し続ける現状ではこれからも視聴者はどんどん離れていくでしょう。

たくさんの人の目を引くコンテンツを作る、というのは本当に難しい。今後、テレビ局がどのような対応をするかがテレビの未来を決めるような気がします。



正直明るい未来はないと思うけど、がんばってください。
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