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真・まうんてんの宿屋

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映画「Let It Be」を観る

  • CATEGORYRock/Pops
  • PUBLISHED ON2011/ 09/ 29/ 02:11
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キース・リチャーズの伝記を読んだことがきっかけで最近また60年代ブリティッシュ・ロックを聴くようになりました。と、いうわけで映画「Let It Be」を観ました。

まぁ、何せ曰くつきの作品です。ビートルズが曲を仕上げていく過程を映画にしよう!と思って撮ってみたものの出来上がってみたらビートルズ空中分解の内幕大公開映画になってたわけですから。

まぁ、何せ長いことソフト化もされてなかったもんですから見ようがなかった。「ビートルズ・アンソロジー」がホットだった頃は色んなビートルズ関連の映画が放映されてましたが、ついぞ放映されることはなかった。
「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」や「HELP! 4人はアイドル」はもちろんのことですが、ジョンが出演した「ジョン・レノンの僕の戦争」やらリンゴ出演の「マジック・クリスチャン」やら、ファン以外興味ねぇだろファン垂涎の映画も放映されてたわけです。
熱いビートルズファンだった当時、んなもんいいから「Let It Be」を流さんかいオラァ!と思ってたもんです。

まー、流れないのも分からんでもない。上記の理由で。


んで、実際に観てみたわけですが。
ああー、あるある。こうやって心が離れてって脱退とか分かるわー。
というのが正直な感想だったり。
音楽やるのが苦痛とか、その道で生きてる人たちにしてみりゃ拷問でしょ、間違いなく。んで他にやりたいこともあればああなるわ。

というかポール空気読め。

やはり印象的なのは"Octopus Garden"のシーンでした。
リンゴが作ったこのナンバーは"Abbey Road"に収められていますが、ジョージがこの曲を作るのを手伝ってるシーンがあります(これは貴重なシーン)。そうこうしているうちにジョンが現れてドラムを叩き始め、いい雰囲気になってきたところで…

ポール登場。

止まる演奏。

Oh…。

まぁ、ポールが空気読めないとは言え、セッションに平気な顔してヨーコを連れてくるジョンもどうかと思うし。コミュニケーションが取れてないことが散漫なセッションになってる原因なのは間違いない。要は彼らは新しいステップに進むべき時期に来ていたのだろう。

後半の演奏になるとさすがにビートルズの真骨頂を見せてくれます。
"Let it be"~"The Long and Winding Road"の流れはやはり凄い。
95年の大みそかに放送された「ザ・ビートルズ・アンソロジー」を録画して、繰り返し食い入るように観ていたあの頃を思い出す。そう、ただひたむきにこれらの映像を見ていた。「動くビートルズ」「映像で観るLet it be」を観た高校時代のブログ主は矢も楯もたまらず友達から手に入れたおんぼろキーボードでコードも分からずに"Let it be"を練習し始めた。これが始まりでした。

と、脱線しましたがお次は伝説のルーフトップ・コンサート。
気温は2℃しかなかったらしく、演奏するには厳しいコンディションですが、ビートルズらしい痛快なロックを聴かせてくれます。"Get Back"は普通にCDで聴くよりもこの映像を観る方がこのナンバーの持つファンキーさが伝わってくる。何よりも前半の微妙な雰囲気から一転して楽しそうに演奏する彼らの姿が嬉しい。
そしてこのルーフトップでプレイされた"Don't Let Me Down"はまさに伝説と言ってもよい演奏だと思う。ジョン・レノンのあの魅力的な声を一番堪能できるのはこのナンバーだと今でも確信している。

前半の散漫なセッションからここまで持ってくる、というのが音楽の成立過程をリアルに見せてくれる。そういう意味ではこの映画はやはり資料価値は高い。試行錯誤→ライヴという過程をリアルに見せてくれるドキュメンタリー、しかもそれを世界最高のロックバンドで見せてくれるという意味ではこの映画を作った目的は果たされたと言ってもよいだろう。

ある程度、アマチュアなりに音楽をやる楽しさと苦さの両方を経験したと思うが、そんなの何も分からない真っ白だったころの自分がもしこの映画を見てどう思ったか。そう考えると引っ掛かるものはあるが。

「オーディションに合格するといいんだけど」


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