Welcome to my blog

真・まうんてんの宿屋

ARTICLE PAGE

装飾音あれこれ

以前も装飾音についてたらたら書いてましたが、その後もレッスン受けたりしたのでそれを踏まえてまた書いてみます。以前のよりマニアックになると思います。


・カット
音を装飾によって切る、という風に捉えます。イーリアン・パイプなどは楽器の特性上、音を演奏中に切ることができませんが、カットを入れることによって音に切れ目を入れることが可能です。そこからフィドルなどにも輸入されました。

指は弧を描くようにして弦にちょこっと触れたらすぐ離す。ストーブやら熱いヤカンやらを触った時、「あつっ」となってすぐ指を引っ込めたこと、みなさんあると思いますがそんな感じみたいです。弦には軽く触れるだけで押さえないこと。これを高速でやります。
cut1_20120127004547.jpg
これはBをDで切る場合の譜例。1の指で押さえて3の指で切るということになります。
実際には以下のようになります。
cut2_20120127004909.jpg
(実際にはDはほぼ発音されません)
基本的には装飾を入れる瞬間=拍の頭と認識します。前打音にはなりません(ケースバイケースとは思いますが)。
カットを入れる瞬間には弓圧をかけ、弓の速度も上げます。そうすることによって「カッ」という破裂音が入ります。かなり弓圧、速度をかけないとこの音は鳴りません。

tap.jpg
これはタップという装飾音。この場合、Bを押さえている1番指を一瞬離すことになりますが、完全に離すのではなく弦に軽く触れている状態を保ちます。これもタップを入れる瞬間に弓圧と速度をかけます。

カットを入れる指と基音の距離が近い場合(F#にGでカットする場合など)はこの破裂音を慣らすのは難しいです。その場合、無理に慣らさなくてもよいようです。


・ロール
クラシックのターンのように考えるのではなく、カット・タップを2回入れる、という形になります。
roll1.jpg

練習の仕方として、
roll2_20120127010111.jpg
まずこのように考えます。カット同様、拍の頭に装飾を入れるようにします。慣れたら下記のように後ろに詰めます。


roll3.jpg
Aが3拍目の頭に来るようにします。さらにこの音を弓圧と弓の速度を使って強調します。
この譜例の場合、上の音はD(3番指)でカットしてますが、C(2番指)でカットしてもよいです。Dの方が鋭くなるとは思います。

roll5.jpg
Gにロールを入れる時はこんな音の並び。


roll6.jpg
開放弦(この場合はA)でロールを入れる場合はこの音の並び。開放弦のロール、難しいorz



・ショートロール
こういうロール
sroll1.jpg
"The Fermoy Lasses"や"Cregg's Pipes"などで出てきます。音の並びは下記のようになります。

sroll2.jpg

実際はこういう演奏になるかな。
sroll3.jpg
Aの音を強調します。4分音符でカウントして2拍目の音を強調します。これを上手く強調することによってリールの2,4拍目のアクセントを出すことができます。


・トリプレット
tri1.jpg
記譜上はこのように3連符で記譜されることが多いです。

順次進行+トリプレットという場合もあり。
tri2.jpg


クラシックのように3つの音を均等に弾くのではなく、このような演奏になります。
tri3.jpg
弓圧をかなりかけて素早く演奏することで独特の「カカカッ」という音が鳴ります。特に2個目の音に圧力がかからずに抜けてしまうことが多いので気を付けます。かなりのスピードで弓を返す必要がありますが、同時に弓が弦に引っ掛かっている感覚を感じるようにすると上手くいきます。これもゆっくりから練習するよろし。


弓圧をかける時は人差し指を使って圧力をかけます。低音弦になると圧力をかなりかける必要があります。
なお、ブログ主は現在ロールに苦労しております。小指が上手く動かんのよ。
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment